執事の館に帰ってきた

先日、厄払いということで伊勢参りに行ってきたのですが、せっかくだからということで名古屋の仮住まいに帰宅してきました。
はい、これだけ読むとさっぱり意味がわかりませんね。
www.butlers-house.net
端的に言うと「執事達が給仕をしてくれる会員制お食事処に行ってきた」ということです。
と、こう書くと「あーはいはい、いわゆる執事喫茶ね」とお思いの方が大半だと思います。正直、私も多少お高めの執事喫茶ぐらいだろう、と思っておりました。
が、看板も何も出ていないお屋敷の敷地に一歩足を踏み入れ、ドアマンが出迎えてくれた瞬間から、異世界への扉は開いていました。
そこからは怒濤の展開。執事が出迎えてくれ(ちゃんと自分より年上だった! セバスお坊ちゃま言ってくれた!)、ばあやに召し物と荷物を渡して趣のある廊下を通された先は、白を基調とした上品なお部屋。
そしてウェルカムティーとして水出し紅茶が出てきまして。
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これを一口飲んだ瞬間に「すいません、自分なめてました」と反省。あとはもう存分に出てくる軽食&スイーツと飲み物の数々を目と舌の両方で堪能し尽くしました。

特に思い出に残ったのを何点かご紹介。
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タンドリーチキン。パンチは効いているけど下品ではない絶妙のスパイス。
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キッシュ。とにかくふわふわ。口の中でほろほろととろけていく……
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ランボーズムース。これも非常に上品なお味。都内でもこのクオリティのスイーツ食べられる店はそうそうないで……

楽しくおいしい時間はあっという間に過ぎて帰る時間に。
ここでビックリなんですが、最後までお財布出しません。お会計は、終わった後にサイトの自分専用ページから! 今回は先に会員になられていたお嬢様からのお誘いだったのですが、お互いにお会計は別々にと気兼ねなくてよい。なお、まとめて払うこともできるそうで、その場合は完全に相手に負担はナシ!
出迎えてくれたドアマンが最後にミニカイロを渡してくれて(まだ外は寒い頃合いでした)お見送り。いやもう、異世界の演出ぶりが徹底してて、とにかく楽しかった……

執事がお給仕をしてくれるのは、ごっこ遊びの延長線上かもしれません。でもここのスタッフは地産地消を推奨し、かつ現地の高年齢層の雇用も積極的に行い、名古屋という地に根を下ろすべく、日々研鑽しています。
ごっこ遊びもここまで本気でやれば、本物に届く、いや、本物とは違う輝きを持つ何かになれるんじゃないか――自分はそう思いました。
また帰宅したいです。そのときはもう少し堂々と振る舞えればいいな。今回はひたすらおいしいおいしいって食べてばっかりだったからw

それから屋敷の皆へ。紅茶はちゃんと3杯分出るポットでサーブしてくれるのはうれしかった。けれど、いろんな味のものも楽しみたいから、1杯ごとのカップサービスも選べるとうれしいな。