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結婚式のスピーチを頼まれて、よい本に出会った話

今年、人生初の結婚式スピーチを頼まれました。
似たような境遇の人の助けに少しでもなれば、と思いエントリ書いてみます。

いい本あります

その手のことについぞ縁が無かったため、引き受けはしたものの「そもそもどんなことを言えばいいんだ?」「忌み言葉って言うけど具体的には何?」とか、そのレベル。
とりあえず本の一冊でも買って、だいたいの基礎知識を身につけるかなぁと思ってAmazonでポチった本が大当たりでした。

もうあがらない!結婚式のスピーチで困らない本 (DO BOOKS)

もうあがらない!結婚式のスピーチで困らない本 (DO BOOKS)

ご本人があがり症だったそうで、「あがりますよね、わかります!」から入り、まず『あがる理由とあがらないための思考のシフト』で1章まるまる使う、というかなり毛色の変わった本。
その後も、
『スピーチは5つのブロックに分かれてます。書けるところから書いていきましょう』
とか、
『結婚式前日まではこうやって発声練習しましょう』
とか、
『当日はこうすれば緊張がほぐれますよ』
とか、かなり実践的な内容で、読んでくうちに「なるほど、できるかもしれない」と思わせられます。

一番大事なこと

そして、何よりこの本が優れてるなと思ったところは、考え方として『Your happiness is My happiness!』を提唱し、これを本文中で何度も(本当に何度も!)繰り返すところ。
「何のためにスピーチをするのか? それは新郎新婦を心から祝福するためですよ!」を、それこそ一項目ごとに繰り返します。
「スピーチ原稿考えるの大変ですよね。でも『Your happiness is My happiness!』を忘れなければきっと書けます!」
とかとか。
これ、すごく大事なんですよ。
作業に没頭すると、なんのために作業したのか忘れてしまうのは人の常です。スピーチを暗記しようとして、暗記することに没頭し、そもそも祝福するためにスピーチするはずが、覚えたことを一言一句違わずに言うことに没頭してしまう。
それを避けるために、何度も繰り返してくれる。そうやってるうちに、自然と「そうそう、自分語りでも身内語りでもなくて、祝福のためのスピーチだった」と自分で軌道修正できるようになるわけです。

自分のために、ではなく

先日別の友人の結婚式に出た時に、スピーチした人とも話してたんですが、
『自分のミスが自分ではなく、自分を選んでくれた新郎新婦に跳ね返る』
というシチュエーションはとにかくしんどく感じます。責任取れないじゃん! ってなりますしね。
でも、この本の考え方からすると、
「ミスった時に『自分が恥ずかしい!』ではなく『相手に迷惑がかかってしまう!』と考えられるあなたは、相手のことを考えられる人。さらにもう一歩進んで『Your happiness is My happiness!』となれば、きっと新郎新婦が喜ぶスピーチができますよ!」
となるんですね。
もしスピーチを頼まれてネットを検索し、このエントリにたどり着いた人がいたなら。本当によい考え方なので実践してみてください。あといい本なので買おう!

閑話:私の場合

ちなみに。
私は本をざっと読んで「よし、スピーチは書ける。だが暗記はできない! だから手紙形式にして読み上げてしまえ!」と早々に決めてしまいました。
だってほら、その方法が私にとって一番『Your happiness is My happiness!』できそうだったんで(言い訳
おかげさまで、新郎新婦始め、参列した友人達からも好評だったのでホッと胸をなで下ろしました。
大変だけど本当に貴重な経験でした。これからスピーチされる方、がんばってくださいね!